相場戦略 |
3月17日(木)
▼トウモロコシ 海外市場は、テクニカルな売りが出たことやファンドの追随買いがなかったことで下落。東京市場では、前1・2節では若干の買いが入ったものの、三連休を前にしたポジション調整に次節以降下落し、先限は前日比330円安で引けました。 テクニカル面では、上昇相場の過程において、3月15日の大陽線と16日の大陰線の組合せ足型が※「かぶせ線」(ウップス)を形成したことで途転売りの急所となりました。今日は、試し売りのポイントになったため、15日の安値を下抜けて売りポジション保有となります。 特段、抵抗線となりうるポイントがないことや三連休を控えていることで明日も売り優勢の相場が予想されます。 主な取組は、岡地が10364枚の売りポジ、三菱Fが937枚の買いポジ、ひまわりが1203枚の売りポジ、三井Fが5362枚の買いポジ。 店じりは、売り:25店、買い:42店。 三井Fは455枚を転売していますが、まだ大幅な買い越しとなっています。3月1日に途転3026枚の買い越しとなり、以降買いポジションを膨らませていますが、3月1日の先限終値は16130円ですから、あと240円で往って来いとなります。さて、どう出るか注目したいところです。
※「かぶせ線」=2本線組合せの陰陽足の呼び名です。 詳しくは、Future for Futures の【テクニカル分析】をご覧下さい。
▼石油製品 海外市場WTIでは、イランで開催された石油輸出国機構(OPEC)総会で2段階による最大100万バレルの増産合意となり売りが先行。しかし、EIA発表の週間在庫統計でガソリン在庫の前週比が市場予想の80万バレル減から大幅減少の290万バレル減になったことから、買いが強まり一時1バレル=56.50ドルまで上昇しました。 日本市場の石油製品は、WTI高を受け終日ストップ高で張り付いて引けました。 主な取組は、 ガソリン:岡地が4454枚の買いポジ、三菱Fが757枚の買いポジ、ひまわりが3233枚の買いポジ、三井Fが960枚の売りポジ。 灯油:岡地が1936枚の売りポジ、ひまわりが5968枚の買いポジ、三菱Fが4357枚の買いポジ、豊が2245枚の売りポジ。 三菱Fがガソリン先限のポジションを途転売りにし、合計でも3月2日の6778枚買い越しから比べると6021枚を転売しています。また、OPECの2段階増産も考慮すると、いままでファンド筋による腕力相場と言われていた上昇相場も終息する可能性が高まってきました。ガソリンでいえば、昨年の10月18日高値46480円まで残り1,000円所まで近づいているため、今日以降のWTIがもたつくようであれば、試し売りのポイントになると考えられます。 上昇する相場はいずれ下落し、下降する相場はいずれ上昇するそんな時期に来ているような気がします。
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