10月25日(火)
▼石油製品 NY原油先物相場は、米北東部の天候不順がガソリン需要減少につながるとの思惑から反落。12月当ぎりは、前週末終値比0.31ドル安の60.32ドルで引けました。 日本市場の石油製品は、NY原油が前週比で下落したものの、日本時間月曜日のWTI夜間取引から比べ上昇したことや本日のWTI夜間取引も60ドルをキープしていることから、買い戻しなどにより底堅く推移しました。ガソリン先限は前日比300円高の54310円、灯油は同210円高の51370円で引けました。
[ガソリン] 主な取組は、岡地が1707枚の売り越し、ひまわりが1187枚の売り越し、三菱Fが1295枚の売り越し、萬成が1478枚の買い越し、三井Fが607枚の売り越し。 目立った手口では、ひまわりが361枚の売り増し、三菱Fが306枚の買い戻しを行ないました。
[灯油] 主な取組は、ひまわりが1896枚の買い越し、三菱Fが846枚の売り越し、丸紅が646枚の売り越し、GSが893枚の買い越し。 目立った手口では、岡地が411枚の買い、岡藤が341枚の売り、三井Fが213枚の買いを行ないました。
●テクニカル分析 ガソリンは、一目均衡表の雲下限を下抜けてから、この雲下限が抵抗となり上値の重い展開が続いています。20日移動平均線が下向きに推移していることも、戻り売り優勢の展開と考えられます。目先の下値ターゲットは、均衡表N計算値の52420円が視野に入ります。まずはWTIの60ドル割れを確認したいところです。
▼トウモロコシ シカゴ・コーンの12月きりは心理的下値支持線である200セントを下回り、約定最安値をつけました。これにより、テクニカル面での売り展開となり、12月きりは2セント安の199.50セン トで引けました。 日本市場のトウモロコシは、シカゴ安の流れを引き継ぎ下落して寄り付きました。その後は、各指数での売られ過ぎ感から下げ渋る場面もありましたが、手仕舞い売りなどが続き、先限は前日比90円安の15720円で引けました。 主な取組は、岡地が3775枚の売り越し、三菱Fが1043枚の買い越し、三井Fが4003枚の買い越し、豊が2154枚の買い越し。 目立った手口では、三井Fが216枚の転売を行ないました。三井Fは10月20日に7847枚まで買い玉を膨らませたものの、その後は少しずつ転売に動いています。引き続き戻りでの転売が予想されるため、上値は重くなると考えられます。
●テクニカル分析 シカゴ・コーンが2ドルを割り込んだことで、押し目の完了とみるかもう一段の下落サインとみるか市場の動きが注目されます。日本市場では、海外安に連れ安する可能性が高まるものの、目先は上抜きの20日移動平均線や9月15日からなる上昇トレンドの半値押し(15560円)がサポートラインとして働くか注目されます。
追伸: 今日のガイアの夜明けは、『石油争奪アフリカ決戦し烈!国際入札の裏側』です。22時からテレビ東京で放送されます。 世界中の石油会社が北アフリカのリビアに熱い視線を注いでいるといった内容です。 ちなみに、リビアの原油生産量は、約1400千バレル/日(2003年データ)で世界第8位の原油埋蔵量です。
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