10月6日(木)
▼石油製品 NY原油先物相場は、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で先週まで4週間のガソリン平均需要が前年同期比2.6%減少したものの、ガソリン相場が買い一巡後に下落したことに連れ安となり、11月当ぎりの前日比1.11ドル安の62.79ドルまで下落して引けました。 日本市場は、海外原油相場の流れを引き継ぎ、売り優勢で寄り付きました。その後も、NY原油夜間取引が軟調に推移したことで上値の重い展開となり、ガソリン先3限月は一時ストップ安まで下落しました。結局、ガソリン先限は前日比1390円安の57810円、灯油先限は同1190円安の54410円で引けました。
[ガソリン] 主な取組は、岡地が3548枚の買い越し、ひまわりが948枚の買い越し、三菱Fが3235枚の売り越し、三井Fが1293枚の売り越し。ひまわりの転売が目立ちました。
[灯油] 主な取組は、ひまわりが2456枚の買い越し、三菱Fが2583枚の売り越し、丸紅が1746枚の売り越し。
●テクニカル分析 ガソリンは、ボリンジャー・バンド1σ下限まで下落したものの、RCIには売られ過ぎ感はまだありません。サポートラインは、9/8安値56810円となり、これを下抜けできるかが目先の注目ポイントになりそうです。 灯油は、約2ヶ月間つづいた高値圏でのレンジ相場下限をあっさり下抜けたことで、レンジ相場終了と考えられます、目先は、このネックラインがレジスタンスとして働けば、下降トレンドを形成する可能性は非常に高く、約三ヶ月間の上昇に歯止めがかかると考えられます。
▼とうもろこし シカゴコーンは、商品ブローカー会社のFCストーンが発表した今年の米国コーン生産量が史上2番目の高水準になる109億8000万ブッシェルとの見通しが嫌気され、売り優勢の展開となりました。(9月時点の農務省予想は106億3900万ブッシェル)12月きりは1.00セント安の204.75セントで引けました。 日本市場のトウモロコシは、海外市場の流れを引き継ぎ売り優勢で寄り付いたものの、その後はシカゴコーン夜間取引が確りしたことで買いが入り、結局、先限が前日比90円高の15780円で引けました。
主な取組は、岡地が4772枚の売り越し、アルフィックスが2051枚の買い越し、三菱Fが491枚の売り越し、ユニコムが1239枚の買い越し、豊が2194枚の買い越し。 目立った手口は、昨日に三井Fが大幅売り越しを買い越しに途転。今日野手口では豊が998枚の買い増し、岡地が763枚の売り越しと今後の各社の動向が注目されます。
●テクニカル分析 昨日に一目均衡表の雲上限を上抜け、勢いづいた感があります。今日の上昇で、6/22高値16570円と8/17安値14290円の61.8%戻しを達成しました。また、この水準は、8/17安値と9/15安値を結んだトレンドラインと平行に8/23高値から引いたチャネルラインを上抜けています。現状では買い優勢と考えられますが、明日以降にチャネルラインを下抜けた場合は指数にも買われ過ぎがある為、高値掴みとなる可能性があります。また、週足では一目均衡表の雲下限に面合わせしていることも現在の水準は中期トレンドでの節目になっている可能性が高そうです。方向感を見極める必要はあります。
追伸:10月に入ったので気分を新たにページデザインを替えてみました。
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