相場戦略 |
6月16日(木)
▼石油製品 NYのWTI原油先物は、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で、原油在庫が前週比180万バレル減と減少幅を市場予想の40万バレル程度を大きく上回ったのを受て買いが優勢になり、一時約2カ月ぶりの高値である56.75ドルまで急騰しました。その後は、OPEC総会で7月からの原油生産枠を50万バレル引き上げ、過去最高の日量2800万バレルと決めたことや上昇の過熱感が出始めていることから引けにかけては利益確定の売りに7月当ぎりは前日終値比0.57ドル高の55.57ドルで引けました。 日本市場の石油製品は、WTI原油先物が高値形成から値位置を切り下げたことや夜間取引が軟調に推移していることなどから、利食い売りが先行しました。その後は、夜間取引が買い戻されたのをみて一時、ガソリンの先限が49000円台、灯油の先限が53000円台をつけました。結局、引けにかけて買いは続かず、ガソリン(同)が前日比60円安の48670円、灯油(同)が290円安の52510円で取引を終えました。
[ガソリン] 主な取組は、岡地が1622枚の売り越し、ひまわりが2147枚の買い越し、三菱Fが4585枚の買い越し、萬成が1536枚の買い越し。 店じりは、売り:39店、買い:25店。 目立った手口は、三菱Fが921枚の転売、丸紅が968枚の買戻し。 テクニカル面では、100%戻しの50,000円に670円まで近づいたものの売りに押され、高値圏での転換暗示である「上ひげ陽線」を示現。目先の戦略としては、均衡表の転換線を下抜けて試し売りが有効と考えられます。
[灯油] 主な取組は、ひまわりが4103枚の買い越し、三菱Fが6290枚の買い越し、萬成が1744枚の売り越し、ユニコムが1587枚の売り越し、丸紅が2466枚の売り越し。 店じりは、売り:45店、買い:19店。 目立った手口は、三菱Fが1011枚の転売、三井Fが394枚の売りで途転、岡藤が378枚の買いで途転。 テクニカル面では、高値での保合い上限を上抜けたことで買い優勢の展開が続いています。ただ、今日の場中に53000円台に乗せたものの引けにかけて売られたことやRSIが日々線と逆行現象にあることから、上昇トレンドの最終局面の可能性が高まります。戦略としては、均衡表の転換線を下抜けて試し売りが有効と考えられます。 重要ポイント:2004年10月18日高値44230円と2005年4月6日高値50380円を結んだ延長線上が53000円近辺にあるため、明日以降、53000円を上抜ける力があるか注目されます。
今日の言葉:天井圏の大上ヒゲは上げ止まりの暗示、一段安を待って売ること。
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