相場戦略 |
6月14日(火)
▼石油製品 WTI原油先物は、ディーゼルやジェット燃料の需要拡大観測を背景に急伸したヒーティングオイル先物や大統領選挙を控えたイラン(主要産油国)で連続爆弾テロが発生したことを買い材料に約1カ月半ぶりの高値を付けました。WTI7月当ぎりの終値は前週末比2.08ドル高の55.62ドルでした。 日本市場は、WTIの上昇を受けて、原油、ガソリン、灯油ともにストップ高となりました。 目先の材料としては、15日にウィーンで開催されるOPEC総会です。イラクを除く10カ国の生産枠を現行(日量約2750万バレル)から50万バレル引き上げる見通しですが、既に約2800万バレルを生産されているため大きな影響はなさそうです。
[ガソリン] 主な取組は、岡地が1730枚の売り越し、ひまわりが1934枚の買い越し、三菱Fが4707枚の買い越し、萬成が2022枚の買い越し。 [灯油] 主な取組は、ひまわりが4150枚の買い越し、三菱Fが6254枚の買い越し、萬成が2273枚の売り越し。
テクニカル面では、 ガソリンは、高値を更新しているため、4月6日高値の49870円(100%戻し)が視野に入ります。 灯油は、52000円がレジスタンスラインとして働いているため、高値圏での保合いとなっています。上下どちらにブレるかが注目されます。 総合的には、高値圏での保合いが予想されるため、短期での逆張り手法が有効と考えられます。また、短期でのガソリン買い:灯油売りの鞘(ストラドル)取引が有効と考えられます。
[鞘(サヤ)取りの種類] a.限月間(スプレッド) b.異市場間(アービトラージ) c.異銘柄間(ストラドル)
今日の言葉: 期先の値上がりの後、ストップ安した場合、押しを形成することが多い。すなわち、買い玉の利食いポイントとよむ。
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