相場戦略 |
5月11日(水)
▼トウモロコシ シカゴ市場では、降雨の少ない天候により作付けが例年に比べ早かったものの、乾燥天候の影響で発芽が遅れていることを材料にした買いに小幅高でした。 日本市場は、人気の低迷により買い注文も続かず、小幅高で引けました。 主な取組は、岡地が6230枚の売り越し、三菱Fが536枚の買い越し、ユニコムが1012枚の買い越し、三井Fが6122枚の売り越し。 店じりは、売り:26店、44店。 テクニカル面では、前日の安値を下抜けることなく底堅く推移し、強弱感を表すRSIは売られ過ぎ圏から切り返し始めていることから、明日以降も底堅いようであれば一旦は買い戻しが入る可能性があります。 ただ、15500円近辺には一目均衡表の雲(帯)が漂っていることやレンジが切り下がっていることから、戻り売り優勢の展開が続く可能性が高そうです。
▼石油製品 NY原油は、米ルイジアナ州にある石油大手コノコフィリップスの精油施設が停電により運転を中止したとで買いが入り、一時、53.10ドルと取引中では4月27日以来の高値をつけました。その後は、利食い売りにより上げ幅を縮小して引けました。 日本市場では、NY原油が53.10ドルを付けてから売られてことや夜間取引が軟調に推移していたことから売られ、ガソリン、灯油の先限でストップ安を付けて引けています。 内訳をみると、昨日同様ファンドの動きがあったようです。三菱Fが、ガソリンで3375枚の売り(途転売り)、灯油で1794枚の転売を行なっています。最近のイレギュラーな変動は大抵ファンドの動きと考えていいでしょう。これで、月曜日に記載した簡テクのヘッド&ショルダーを維持しました。今のところ、戻り売り優勢と考えられます。 [ガソリン] 主な取組は、岡地が2967枚の買い越し、ひまわりが1459枚の買い越し、三菱Fが2100枚の売り越し、三井Fが819枚の売り越し。 店じりは、売り:33店、買い:33店。 [灯油] 主な取組は、岡地が602枚の売り越し、ひまわりが3611枚の買い越し、三菱Fが1798枚の買い越し。 店じりは、売り:46店、買い:21店。 テクニカル面では、実線が一目均衡表の雲に突入しており、目先、雲を下抜けることができるか注目されます。また、ヘッド&ショルダー形成により、一度はネックライン近辺まで上昇するのが常ですので、これも注意して確認したいところです。
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