東京穀物商品取引所は21日、コメ先物市場のザラバ取引システム開発を受注したパットシステムズ(本社ロンドン)の担当者を招き、会員を対象に新取引システムに関する説明会を開いた。67社(うち会員57社)101人が参加した。 この中で、同社は、ザラバ・板寄せ両システムに精通しているため、短期間、低コストで導入が可能などと説明。また、新システムの特徴として、取引所にサーバーを設置することで、各会員がサーバーを設置する必要がなくコスト削減ができるとしている。さらに、障害時・災害時への対応が十分考慮されているほか、平日の開発テストやシミュレーション環境の提供ができるメリットなどを強調。 今後の会員ホストAPI接続(FIX)の開発スケジュールは次の通り。 ▽3月中旬=標準仕様を開示 ▽5月初旬=東穀取版仕様を開示 ▽3月中旬=会員側の開発開始 ▽4月上旬=会員側の接続テスト開始 ▽7月中旬=会員―取引所接続適合テスト・模擬売買開始。 また、会員端末では、7月上旬に操作トレーニングを、7月中旬に模擬売買をそれぞれ開始する予定。 東穀取は9月から本稼働前の総合模擬売買を行うが、「(コメ上場が10月に実現した場合)10月以降もテストは適宜実施できるようにする」としている。
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